2016.09.17 公開
妙高・信濃町で別荘を所有するなら必ずチェックしたい3つのポイント
妙高、信濃町エリアは、夏は避暑地に、冬はスキーにと、自然が豊かですばらしいところです。別荘を所有され、大自然の中で日々の疲れをリフレッシュしている方もいらっしゃいます。
一方、「自然が豊か」ということは、「自然が厳しい」ということでもあります。特に妙高、信濃町エリアは雪が多いところです。適切な雪対策がされていない建物では、雪の重みで大切な別荘が痛む原因となります。
そこで、雪が多い妙高、信濃町エリアで別荘を所有する際に必ずチェックしたい雪対策についてみていきます。
妙高・信濃町の別荘で必ずチェックしたい3つのポイント
設計・施工は雪国の人であること
別荘は、設計・施工を身近な、付き合いのある人に依頼することも多いようです。
けれども、雪国には、雪国特有の雪対策があり、他地域に住んでいる設計士では雪に対する配慮が不十分で、大切な別荘が雪の重みで傷んだり、水道管が破裂したりする事例が実際に多く起こっています。
妙高・信濃町で別荘を所有するなら、雪国(できれば地元)の設計士や工務店が建てたかをチェックするといいでしょう。これから建てる際も、雪国の家づくりに詳しい設計士や工務店に依頼されることを強く勧めます。
雪に強い構造であること
別荘は常時人がいないのが特徴です。定期的に除雪が行われないため、一般的な住宅以上に、雪に強い構造である必要があります。
一般的には、「雪の重みで家がつぶれないように、屋根の雪が自然に落ちる自然落下式にすること」(参考:安全・快適に過ごす雪国の家の屋根と形状)「屋根の雪が落下しても十分なスペースができるよう、高床式の住宅にすること(参考:一年中多くのメリットが!雪国で高床式住宅が選ばれる8つの理由)」「雪が落下する際、屋根に負担が掛からないように軒先を短くすること」などが挙げられます。詳しくはリンク先も併せてご覧ください。
水抜きができること
妙高や信濃町は、年に数回、気温が-15℃ぐらいまで冷え込むことがあります。水道管や給湯機、シャワーなどに水が残ったままだと水が凍り、水道管が破裂したり、給湯器が壊れたりする恐れがあります。
水道管が破裂すると、そこから水が室内に入って水浸しになるばかりか、水道栓が閉まっていない場合、水が出っぱなしになって、高額な水道料を請求される恐れもあります。
妙高や信濃町の別荘では、水抜きができることは必須です。
常時人がいない別荘だからこそあるとさらによい設備
雪対策のほかに、常時人がいない別荘では、次の設備があると万全です。
24時間換気
「家は風を入れないと痛む」とよく言われます。また、長期間家を空けると、床が埃っぽくざらざらした感じになったり、布団が湿気っぽくなったりするのが一般的です。せっかく心と体を癒しに別荘にきたのに、家の中が埃っぽく蜘蛛の巣だらけで、「まずは掃除から」では、かえって疲れてしまいますよね。
そこでオススメなのが、高気密高断熱住宅と24時間換気です。高気密にすることで、ホコリや砂の侵入を防ぎます。また、24時間換気にすることで、部屋中、常に新しい空気が循環します。家も傷まず、布団も湿気っぽくならないため、快適です。
私共のお客さまに、FPの家を年に数回、別荘のように使われている方がいらっしゃいますが、「いつも床がきれいで、布団も乾燥しているのにはびっくりした」とおっしゃっています。
24時間換気というと、気になるのが電気代ですが、1ヵ月で1000円程度です。
雨戸があること
一般住宅では、窓に雨戸がないことも多いですが、別荘では雨戸があると、雪からも窓を守れます。また、雨戸を閉め切っておけば、防犯的にも安心です。
まとめ
妙高、信濃町エリアで別荘を所有する際にチェックしたい雪対策についてみてきました。
別荘は、一般住宅と異なり、常時人がいません。また、妙高・信濃町エリアは雪が多いため、雪国の別荘ならではの対策が必要です。
特に雪対策は、雪国のことが分かる設計士、工務店でないと万全な対策ができません。大切な資産を守るためにも、地元の設計士・工務店に相談されると安心です。
雪国妙高高原で70年余、家づくりに携わってきました。それぞれの家族で「理想の家」は違います。私たちは一つひとつの家族に合った「理想の家」づくりに携わらせていただきたいと思っています。
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