今までの寒さが「別世界」に感じたFPの家のあたたかさ
長野県信濃町でFPの家を建てられた、Kさんにお話を伺いました。
「湿気」と「寒さ」に悩まされた以前の家
――「家を建てようかな」と思い始めたのはいつですか?
10年ぐらい前ですね。
――以前の家では、どのようなところにご不満を感じていらっしゃったのでしょうか?
一つは湿気ですね。以前の家は床の下が土だったんです。コンクリートも何もないので、湿気が上がってしまって、歩くと床や畳が沈むような感じだったんです。
今回、新しい家を建てるにあたって土を掘ってもらったところ、粘土質の層が見つかりました。水がしみこんでいかないんですね。そのために、いつも湿気っていたんだなと思いました。
――湿気のほかに、何か問題はあったのでしょうか?
冬の寒さですね。この地域は標高が630mぐらいあって、東京スカイツリーと同じぐらいなんです。真冬は氷点下20℃にもなってとにかく寒い。朝、布団から出たくない感じです。
また、以前の家は道路から10メートルほど中に入っていたので、冬は除雪も大変でした。
「まるで別世界」――展示会で感じたFPの家のあたたかさ
――家を建てるまでのことについて伺いたいのですが、どんなことから始められたのですか?
情報収集から始めました。安い買い物ではないので、住宅展示場に行ったり、人の話を聞いたり。四方八方、できる限りの情報を集めました。
――Kさんが家を建てるにあたって、大切にしたポイントは何ですか?「ここだけは譲れない」とか?
まずは、あたたかいことですね。冬でも快適に過ごせることが第一でした。
次に除雪ですね。できれば「除雪をしなくていい家」にしたいと思いました。
他には、耐震性や安全性も気にしました。最近、地震も多いですしね。
――その3つを大切にしながら情報収集をされたのですね。丸山工務店を知ったきっかけは何だったのでしょうか?
2018年12月に、長野県飯綱町であった展示会の新聞の折込チラシです。高気密高断熱というのはよく聞いていましたが、「実際、どんな感じなのかな」「じゃあ、ちょっと行ってみようか」という感じで。
――FPの家を体験されて、どんな印象を持ちましたか?
別世界だなと思いました。今までに体験したことのない快適さでしたね。「エアコンだけでも、これだけあたたかいんだ」ということが、信じられないというか、驚きでした。
「雪国を知っている」――丸山工務店を選んだ理由
――いろんなハウスメーカーさんでも、高気密高断熱住宅はあると思いますが、丸山工務店を選ばれた決め手になったのは何だったのでしょうか?
一つは、展示会での「あたたかさの驚き」でした。あとは、「雪国を知っている」ことですね。
ハウスメーカーさんも、アフターサービスはしっかりしていると思いますし、要望は聞いてくれると思います。でも、雪国を知らないじゃないですか。都会ならいいのかもしれないけれど、いろいろ話を聞いた結果、ちょっと違うなと。
出来売りの家ではなく、私たちの想いを設計して、作ってくださるところがいいなと思いました。
――設計が始まってから、丸山工務店とのやりとりの中で、印象に残っていることはありますか?
「ここはこうしてもらいたい」「ああしてもらいたい」という要望はよく聞いてもらいましたね。細かいところまで、10回以上は足を運んでいただいたんじゃないかな。
基礎や建物、家具に至るまで、いろんなことを全部知っているんですよね。ハウスメーカーだと、部署で分かれているから「担当が違います」みたいになったんじゃないかと思いますが、丸山工務店の場合は「ここはこうしてください」「分かりました」みたいな感じで、すぐに返答が返ってきました。
――設計が終わって、建てているときは現場に足を運ばれたりしたんですか?
旧宅の前に建てましたので、特別足を運んだわけではありません。でも、毎日見てはいましたね。大工さんからも時々、「入ってみてもらっていいですよ」と声を掛けられたので、そういうときは案内していただきました。
荒れた天気でも、寒さや風を感じないFPの家
――家が完成したのはいつですか?
2018年12月ですね。クリスマスごろです。
――新年を新しい家で迎えられたのですね。住みはじめが寒い季節ですが、実際に入居されたときどんな印象を持たれましたか?
別世界でしたね。寒いの「さ」の字もない感じです。というより、外がどのぐらい寒いのかわからないんです。2018年の年末年始はずっと雪でした。外はすごく荒れた天気でも、風の音すらしません。
とにかく寒いのが嫌だったので、サッシはトリプルガラスにしていただいたんですが、遮音性がよく、風の音も、車が通る音もしないんです。
この地域は、雪の降った朝は5時ぐらいになると道路除雪をするんです。今までの家は道路から離れていても、大型除雪車の音がしたり、振動がしたりしていました。でも、この家は全然音もしないし、振動もありません。
――え?!除雪車の音も聞こえないんですか?
そうなんです。基礎がしっかりしているんでしょうね。それぐらい快適でしたね。
――以前は、除雪が大変とのことでしたが、今は、除雪はされているのですか?
今は車庫の前だけ、少し雪をかくぐらいですね。本当はやらなくてもいいぐらいなんですけど。
以前は1時間ぐらい掛かっていましたので、楽になりました。
気になるFPの家のランニングコスト
――比較的大きな家で、光熱費が気になるところですが、実際のところはどうですか?
エアコンを使うので、建てる前、光熱費が心配でした。設計しているときも、何度も質問しました。
また、家を建てる前にもう一軒、信濃町の展示会にも行ったんです。比較的大きなお宅でしたが、どれぐらいの光熱費がかかっているかを伺いました。「それぐらいなら、いいかな」と思えました。
実際ですが、今までの家の灯油代やガス代のことを考えると、トントンか、少し安いぐらいですね。
「自分の考えを持とう」――これから家を建てる方へのアドバイス
――この記事をご覧いただいているのは、これから家を建てようと思っていらっしゃる方です。これから家を建てる方に、「家を建てるなら、これを気にするといいよ」といったアドバイスがあればお願いします。
まずは、家に対する「自分の考えを持つ」ことですね。「こういう家を建てたい」とか、「日当たり」とか、「場所」とか、そういう考えをしっかり持ってほしいですね。
家を建てたあとに、「こうすればよかったな」というのは、必ず出ると思います。でも、自分の考えをしっかりと持っておくと、大きなところでミスをしなくていいのかなと思います。細かいところは、後で相談すれば解決策はあると思うので。
私自身、これからも「ここが壊れた」「ここが具合悪い」など、いろいろ出てくると思います。そういうときでも、すぐに聞いてもらって、対応してもらいたいと思っています。それが、地元の工務店にお願いする「よさ」なのかなと思います。
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[2019.08.14 公開]